朧気sumire

ジャッリカットゥ 牛の怒りの朧気sumireのレビュー・感想・評価

3.9
アリ・アスター監督絶賛も納得のラスト。
編集と音響のハイセンスっぷりを開始一秒から見せつけてきて「こりゃあ凄い映画だぞ……!」と一気に引き寄せられた。

とくに歌って踊ってもいないんだけどリズム感良くて、芸術的なMVを見ているような感じだった。
鬱蒼とした森林のなか、松明の火と懐中電灯の光が無数にまたたく所はとくに素敵。

終盤は激情に任せるだけの獣と化した村人達の狂気が迫力満載でとても良き。狂いすぎてて最後は( ゚д゚)ポカーンとなり、笑ってしまった。でもそこが良き。

ギリシャ神話とか、ああいう昔から伝わる寓話感があって好きです。

しかし、これ絶対怒ってるの人間だよね?牛のほうが怒るどころか恐怖でチビってそう。
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