復活のよにだ

劇場版 ハイスクール・フリートの復活のよにだのレビュー・感想・評価

3.0
「はいふり」ことオリジナルアニメのハイスクール・フリートの劇場版。

テレビアニメ12話+OVA2話の後の話で、世界観やキャラの説明が一切無しの作りは予習必須。
さらに今作は女子キャラの数が半端なく、セーラー服を着た美少女が50人くらい出てくるので近年のアニメ映画の中でも最高レベルの初見殺しと言っても良い。
(なんのレベルやねん)


アニメ自体の世界観ややりたい事はおもしろく、ガルパンのおもしろさを戦艦でやろうと試行錯誤しているのでテレビアニメの最終回はウルッときたものだが…、
やはり全体的に「惜しい」のだ。


せっかく横須賀以外の各学校のメンバーを集めたのに前半は学園祭的なほのぼの日常萌パートとして使い切り、
いざ出航!と熱い展開になったものの各艦のコンビネーションなどはほぼ見当たらず、テレビでは活躍できなかったもかちゃんの作戦が少し見れたのと、真冬姐さんの人外的活躍を拝めたくらいなのだ。

ここは…、ここは各艦のコンビネーションで派手に魅せる部分だろ〜!
しかも萌パートで力尽きたのか、肝心な戦闘シーンのみんなのお顔が完全に崩壊しててぷるんぷるん天国かな。
円盤では修正されるのだろうが、見直すほどもおもしろくないという残念な感じ。
(そういえば試写会では仕上がってなくて謝罪してたな…白目)
ただ、劇場であの惨状を観れたのはある意味貴重かもしれない…笑


そんな事を思いながらテンション低めに観ていたのだが、終盤の「流すなら今でしょ!?」と思った0.5秒後にHigh Free Spiritsが流れはじめ、エモが限界突破して泣きそうになったので許した…。


ただ、もう一度作るなら7割は戦闘にしてね。
復活のよにだ

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