太田康裕

ソク・ソクの太田康裕のレビュー・感想・評価

ソク・ソク(2019年製作の映画)
4.0
レインボー・リール東京2021で。
#RRT2021

【あらすじ】
退職が間近に迫ったタクシー運転手のパクと、すでに引退しているシングルファーザーのホイ。二人の出会いが長年抑制し続けてきた感情を呼び起こす。しかし一緒に将来を築くには乗り越えなければならない壁がいくつも存在していた。同性愛とエイジングという問題を当事者やゲイ・コミュニティなど多角的な視点から描く。第70回ベルリン国際映画祭など各国の映画祭で上映され、中華圏で最大の映画賞である金馬奨で5部門にノミネートされた話題作。
(レインボー・リール東京2021公式サイトより引用)


以下、感想。
誰でも年は取るし、そこで出会う人もいる。
それまで生きた時間が積み上げたものは簡単に寄り添えるとも限らない。
表には伝えられても家族には言えない事だってある。
そうした複雑で微妙なそれぞれの関係を丁寧に描きつつスッキリまとまった傑作だった。
夜中にエロビデオ観てるの見つかる中学生のような展開と、その時の息子の優しさに涙が出た。