マレーシアを舞台に、第二次世界大戦中〜戦後の人間模様を描く作品。
純粋に、素晴らしい構成だと思う。
掘り下げると、現実的な観点では疑問は出てしまうのはさておき、芸術、美景、美徳、尊重等のポジティブなものから、憎悪、怨恨等のネガティブなものまで、対比のさせ方が見事だった。
母国の残虐な行為の一部の史実を目の当たりにした時、何を思い、何を感じるか。
当然、各兵士にも選択肢は多くはなかったのだろうが、何が正解であったのか、改めて考えさせられた。
来月8/15にて戦後76年となる。
日頃から、考えることは難しいけれど、せめてこのタイミングには、もう一度戦争や平和の定義、史実を振り返り、戒めとしたい。