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評決のeigajikouのレビュー・感想・評価

評決(2019年製作の映画)
4.0
27歳のレイムンド・リバイ・グティエレ監督長編第一作。
米アカデミー賞国際映画賞(旧外国語映画賞)フィリピン代表。
企画についてプロデューサーのブリランテ・メンドーサ監督に話した時に、
DVを扱った映画はたくさんあるから工夫が必要だが脚本を完成してみなさいと言われた。撮影に入ってからは自由に撮ればいいということで何も言われなかったとのこと。
監督の家にDV被害者が助けを求めて来た経験がこの作品の制作のきっかけになったそうだ。
ドキュメンタリーのようなリアルな表現は
メンドーサ監督の影響を受けていることをグティエレ監督本人が認めている。
しかし、長編第一作でアカデミー賞国際映画賞フィリピン代表も手にしたこの生々しさを演出する力量は将来が楽しみだ。
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