ぬこ

戦争と女の顔のぬこのレビュー・感想・評価

戦争と女の顔(2019年製作の映画)
4.0
終戦直前のソ連の軍病院で働くイーヤが主人公。

とにかく長くて(間が長いので余計に長く感じる)、映像が綺麗で、そして心にずどんとくる激重映画。
音が丁寧に扱われている印象でした。

なんでこんなことになっちまったんだ…という酷すぎるシーンが多すぎる。
極限状態、PTSDで普段ならしないこと言わないこと成立しないことが。。
おかしな共依存というか(愛情なのか?)なんというか。。


イーヤもマーシャも可愛くて、本当なら違う人生もあったんだろうなぁ…って。

後半、急に客観的に描かれていて、
戦争に直接関わっていた(巻き込まれた)人と、そうでない人の差が際立っていた。

途中でイーヤとマーシャの服の色が入れ替わったことは何かの暗示だったのかなぁ。


戦争が起こるたび、どうしようもなく傷つく人がたくさんいる。きっと今のロシアにも。
ぬこ

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