終戦直前のソ連の軍病院で働くイーヤが主人公。
とにかく長くて(間が長いので余計に長く感じる)、映像が綺麗で、そして心にずどんとくる激重映画。
音が丁寧に扱われている印象でした。
なんでこんなことになっちまったんだ…という酷すぎるシーンが多すぎる。
極限状態、PTSDで普段ならしないこと言わないこと成立しないことが。。
おかしな共依存というか(愛情なのか?)なんというか。。
イーヤもマーシャも可愛くて、本当なら違う人生もあったんだろうなぁ…って。
後半、急に客観的に描かれていて、
戦争に直接関わっていた(巻き込まれた)人と、そうでない人の差が際立っていた。
途中でイーヤとマーシャの服の色が入れ替わったことは何かの暗示だったのかなぁ。
戦争が起こるたび、どうしようもなく傷つく人がたくさんいる。きっと今のロシアにも。