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いろんな事を考えさせられる。
・老いることはある意味、障害を抱える事なんだな。しかも障害があって老いることは本人にも周りにとってもなおさら負担が大きいことなんだな。そしてこの作品ではまことさんひとりを追っているけれど、何十万何百万という人たちが当事者や支える側に今もあるんだな。そして高齢者がさらに増える時代になったら、どうなるんだろう。何人かが1人を支える状況から、一人で何人かを支える事になるのは間違いなさそう？そしてその事からは自分も逃げられない現実になるんだな、いつか必ず。
・いわゆる社会的弱者との関わりについては、本や映画やテレビなどで情報としては知っているが、今後は身近な親やそして自分自身についても否応なくのしかかる現実。そのヒントにもなった。特別視するとなく、少しずつ慣れていくしかないのかも。
・本作の監督も介護支援の方も肩の力が抜けていて、観ていて安心感があった。むろんそこに至るまでにはたくさんの艱難辛苦があったとは思うけれど。
