迫真の演技が見ものの映画だが、これが実話に基づく話だと知ってさらに衝撃。
ポーランドのこのような土地では、聖職者には絶対的な尊敬があるそう。しばしば村の意思決定もできちゃうほどなんだとか。
だからこそ前科者が再犯する可能性を恐れて聖職になれないようにしているのかもしれないが、よく考えてみれば罪へと導かないようにするのは前科者こそが適任なんじゃないかと思う。
前科者が聖職に就けないのは、矛盾していると思う。
結局のところ、人は信じたいものを信じる。見たいものを見る。
正体は違ったとしても、求めているものに変換して都合のいいものを受け取る。
人を知るとき、結局都合のいい部分だけを見て人の善し悪しを判断しているにすぎない。
人間ってそういうふうにできているんだなと感じた。
