前日に慣れない登山をして、身体がぼろぼろのままに、いつもの喫茶店に行き、必ずこぼれるアイスコーヒーのモーニングセットを頼み、こういう朝も悪かないね?と軽く微笑みながらの、いつものミニシアターの階段を…
>>続きを読む金もない、電気もない、一部の人は家もない。そんな生活を送るタイの少数民族に焦点を当てた貴重な作品。
なお、ご出演されていた言語学者の伊藤雄馬さんは、実際に10年以上も現地で暮らされているらしい。ムラ…
このレビューはネタバレを含みます
色々なことが衝撃的過ぎた。東京で生きてる自分ってなんだろう、と思った。ムラブリとしての生活を続けてほしい(多様な民族のそれぞれの生き方、生活の仕方が存続できる世界であってほしい)と思うけど、それはた…
>>続きを読む彼らは近代化と遊動民族の狭間にいる。彼らが森を求め、森の生活を身体化している限り近代化に飲み込まれはしないだろう。同時にそうあってほしいと願う。
彼らはディアスポラである。離散しつつも共通の言語体…
“ラオスの森の民がわたしたちに教えてくれること。
人食い伝説によって、たがいに憎しみ合うムラブリ族に日本の言語学者が対話の力で融和をもたらす。
映像人類学の可能性を切りひらく、かつてない冒険!”
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互いに敵愾心さえ宿してきたタイ~ラオス森奥の狩猟採集民3集団を、若い言語学者が結びつける道行き映す金子遊監督作。
その楕円的二重焦点が孕む、単なる人類学的映像資料の連なりや学問/ドキュメンタリーの…
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