ゴン吉

ロンドン・バーニングのゴン吉のレビュー・感想・評価

ロンドン・バーニング(2019年製作の映画)
4.1
オリンピック開催前後のロンドンを舞台に、裏社会や汚職を描いた事実ベースのクライムアクションドラマ。
サム・クラフリンが主演、ノエル・クラークやティモシー・スポールらが共演。

ロンドンが舞台。
強盗で服役していた元ボクサーのリアム(サム・クラフリン)は刑期を終えて出所し、弟ショーンのところに居候させてもらう。
そんな折、カレンは有力者のカレン(ティモシー・スポール)の紹介でボクサーに復帰し、妻娘の住居も世話してもらう。
しかしカレンは、オリンピック開催地の土地買収に絡んでリアムらの父親を自殺に見せかけて殺し、警察と手を組み、闇不動産売買や麻薬密輸を行う犯罪組織のボスだった。
ある時、組織の運び屋だったショーンがカレンに殺害される。
リアムは、刑事(ノエル・クラーク)の捜査に協力するが……  

どこまでがノンフィクションなのかわからないが、事実に元づいた作品というのが恐ろしい。
ロンドンでは警察が汚職に絡んで人殺しまでするんですね。
ロンドンを舞台にした事実ベースの犯罪作品には必ずと言っていいほど汚職警官が登場するので、ロンドン市警の汚職の根の深さが伺えます。
警察の悪事が公になっても捕まらないのは、警察を取り締まる組織を持たない国では、どこでも同じ.......
ロンドンも意外と治安が悪く、汚職警官で溢れていることが再認識できて勉強になりました。
結末は許しがたいですが、これがロンドンの現実なんでしょう。

2022.7 地上波・テレ東で鑑賞(サタシネ・吹替:小尾志理 訳)
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