RIO

ファミリー・ネストのRIOのレビュー・感想・評価

ファミリー・ネスト(1977年製作の映画)
3.7
アパートの部屋は無駄に崩れ人はなす術もなく朽ちていく
泣いても笑っても住む部屋が見つからない
大家族で住む習慣もなさそうなハンガリー ブダペストの社会で苦しむ人々
狭い家に9人が窮屈そうに暮らしている

ハンガリーの映画学校Balázs Béla Studioを出た監督たちが労働者の視点から社会を描く運動を起こした
70年代 ドキュメンタリー映画が多く製作され1977年タル・ベーラは16㎜カメラで5日間で撮影した
短い期間で撮られた内容にしては一生分ぐらいの悩みを聞いた気分になった
不快 + 不快 + 快 + 不快MAXみたいな流れでタル・ベーラ監督22歳の意気込みと集中力がありました
「映画で世界を変えたいと思っていた」と知って納得します

自分たちの居場所さえあれば幸せになれるのにと打ち明ける
返す言葉も見当たらず黙って聞くしかないけれど知ることで積み上がるものがあり行動の原動力になる
必ず変革する時期は訪れる
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