シラノ・ド・ベルジュラックという戯曲を知らなかったため、なんかとりあえず面白そうという興味だけで観賞
わかんなくてもそんなに問題ない
美術と撮影が素晴らしいね
映画始まってすぐ、うわあ綺麗だと思った
セットがすごいとかそれ以上に、
スクリーンに映っている映像そのものが気品に満ちている
コメディなんだけど
傑作の完成までがドラマチックなんですよ、なんて擦り切れた題材だけど、何度見ても楽しいものでもある
実際に着想を得られるためと劇同様の三角関係をノリノリで続けていったり、実績はあるんだろうけど楽観的なテキトーさで決して安心できない大物と手を組んだり、極めつけはなんかすげー余裕と威厳のあるマスターがおったりと、なんだこの鉄板の嵐はとそれだけで笑えてくる
個人的に好きなのは、いざ本番での5幕の時、舞台での演劇についての映画であることを活かした飛躍した映像が観られるとこ
映画にしたことでしか成し得ない映像だったし、決して舞台だけについての物語ではなく、物語の創作に対する思いについての物語でもあることがハッキリしてそれもまた胸熱！って感じ
やっぱみんなで大挙してさ、これすげー面白いんだよみんな行こうぜ！！的な盛り上がりを見るのは気持ちいいものだよね
せめてシラノ・ド・ベルジュラックについてある程度予習してから行けばよかったな笑
そしたらかなり面白かったろうに
でも先述したように、とにかく綺麗な美術と撮影、それだけで僕は金を払った価値があると思いましたよ
