ニクガタナ

ドロステのはてで僕らのニクガタナのレビュー・感想・評価

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)
3.6
モニター越しに2分後の未来と繋がってしまう、少し不思議な方のSFコメディ。タイムループものにハズレがないのはどれも論理的に納得が行くように練り上げられた脚本だから面白いのかな?こうゆう実験的な作りでちゃんと面白いのが素晴らしい。さすがヨーロッパ企画。無茶な設定も、登場キャラ達と共に繰り返し学べる親切設計。ドロステってココアのメーカーだったのね。頭からカメラが不安定だなぁと思って観てたら、なるほどスマホでそんな撮り方してたのかぁ。というのをエンドロールで見せてくれる。しかしこんな複雑な構成で70分1カット風とかよくやるなぁ。恐れ入る。藤子F不二雄先生の作品話で盛り上がるラスト好き。TVもiMacも電源どうなってんの?とか言うのは野暮ってもんですよね。ベージュのコートの謎の二人組が何者かがすぐ分かったのは藤子先生の影響だな。主人公の店長の未来嫌いの理由に激しく共感。タイムループものの新作が国内外次々公開されててこのジャンルの未来は明るいなぁ。
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