TVKの番組「暗い旅」で知り、「サマータイムマシンブルース」が時間物の中で一番好きなので、間違いない!とコロナの都会へ遠征して鑑賞したヨーロッパ企画の映画。
カフェのマスターが二階の自宅へ帰ると、部屋のテレビと店のテレビがつながっていた。
2分後の店にいる自分から語りかけられ、2分後の自分へそれを伝える。
そんな機能限定的なタイムテレビが突然現れた状況下で語られる時間物の映画。
低予算映画の構造と、舞台系役者たちの緻密な演技。
いい所が完璧な形で組み合わさった、舞台系劇団が作り上げた映画として最高級の作品。
時間物作品としても、とても面白い。
「暗い旅」でおなじみの面々による芝居という視点で観ても面白い。
劇場で鑑賞した場合、エンドロールの最後にちょっとしたメッセージがあるので、明かりがつくまで席を立たないことをおすすめします。