風来坊

デンジャラス・チェイスの風来坊のレビュー・感想・評価

デンジャラス・チェイス(2019年製作の映画)
2.0
娘を誘拐された男は敵の根城に乗り込むが、謎の黒ずくめの男の巨大な力の前になすすべもなく倒れてしまう…。意識の底から目覚めるとそこはなぜか現代のベトナムで…。中国製の一風変わったファンタジーアクション。

ジャケット写真をミリタリーアクションだと思って観たら、全然違いビックリでしたね…。冒頭の格闘技アクションで「おお!」となってテンション上がったのですが、その直後「え?」となりはてなマークが頭の中で駆け巡る。

興味深い謎を提示されて惹き込まれる「え?」なら良いんですが、完全に置いてきぼりの「え?」なんです…。
現代とファンタジー世界がごっちゃになっています。ろくな説明がないまま中盤まで時が流れます…。

2人の男を平行して描いているが、全然噛み合っていません…。描ききる能力がないのに色々と詰め込み過ぎですね…。
結局、何やら分からんうちにいつの間にか終わってモヤモヤするだけ…。これ続編作る気なのかな…要りません(#゚Д゚)y-~~

アクションシーンは格闘アクション中心ですが、スコット・アドキンスさんが出演してるだけあってスピード感溢れかなりの迫力で見応えあります。
アドキンスさんだけじゃなくアンディ・ウォンさんの動きもキレキレ。
しかし、ストーリーと全く噛み合っていないので、アクションシーンだけが浮いたような存在に…。

よくこんな不完全な脚本をOKしたらなというくらい酷いお話。アクションシーンだけは素晴らしいので、観終わってアクションシーンだけしか残りませんでした。格闘アクションとアドキンス&ウォンさんに2.0点

まとめの一言
「元SWAT隊員なんて説明ありました?」
風来坊

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