恥ずかしながら(ホラーファンなのに)HPラヴクラフトのことは全然知らなくて、今回大変勉強にはなりました。私が嫌いな方のスティーブンキングだなぁ、と思ってググったら、現代のホラー作家達に絶大な影響を及ぼした人だった…。
ニコラス・ケイジが出ていたら冷やかしで見るのは定番だと思うのだけど、これはそうした罠に引っ掛かった民を嘲笑うかのような作品でした。
ニコラスケイジは序盤から狂気を匂わせ、アルパカの乳を絞って飲んだりして、期待通りの演技をするのだけど、何かが微かにズレている。
中盤に差し掛かる頃には、どういうジャンルのホラーかわかってくる。気持ち悪いだけで私は全然好きじゃないんだけど、「ラヴクラフト的」な作品ファンは多いんですね。
終盤で、これは誰かが本気でアートだと思っている作品だな…と真剣に受け止めてググる。同時に、あまり他人に理解されないであろう自分の中の芸術を作品として昇華できるの、クッソ羨ましい…とかよくわからない嫉妬をしていた。
そんな感じでした。(締め方がわからなくなった)
