RAMPO

カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇のRAMPOのレビュー・感想・評価

3.8
「クトゥルフ神話」のH・P・ラヴクラフト原作のSF小説の映画化作品ということで、結構期待して観ました。

特殊効果、特撮てんこ盛りでなかなか映像は素晴らしい。
舞台となる森林や自然に囲まれた郊外の大邸宅や森の中にある小屋、徐々に赤やピンク、紫色に侵食される前庭など、良い感じの不気味さを醸し出してます。

そこに住む家族も徐々に精神を蝕まれ、不可解で狂気を含む言動も良い。殊にニコラス・ケイジが嬉々としてそんな役を演じてるのを見ると、本当にこの方はこういうのが好きなんだろうなと感じます。

まぁ以前から他の作品レビューでも常々書いてるように、一方的なのは気に食わないので、出来れば一矢報いるようなシーン、オチにもう一捻りくらい欲しかった所ですが、その辺は原作がある物語のため仕方ないのかもしれません。

オチだけみると結局何がしたかったんだろうってお話ですが、全般的に映像は不気味かつ綺麗で面白いし迫力もあるので観て損はないと思います。
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