じょの

カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇のじょののネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

閉鎖的な空間で家族が狂気に囚われるのは『シャイニング』っぽいなと思ったのですが、もしかしたらスティーブン・キングがラヴクラフトに影響を受けてシャイニングを執筆したのかも?
シャイニングとの共通点は、主人公にクセがありすぎて元からちょっと普通に見えないのと、頭髪が寂しいということでしょうか。

監督が映像表現にこだわりがある方なのか、隕石が落下する前から、普通のシーンでもいちいちショットが美しい。このごく普通で美しい世界が壊れてしまうというのが作品のキモなのだと言わんばかりの映像が素敵でした。
妻が『遊星からの物体X』化するのは、アルツハイマーなどの難病を介護する身内の気持ちのようで、見ていてかなりしんどかった。
猫や犬、アルパカが好きな方は覚悟してご覧ください。なかなかのバッドエンドでございます。
じょの

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