トモ

映像研には手を出すな!のトモのレビュー・感想・評価

映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)
4.4
とても良かった

映画館予告で見かけて初めて意識した作品、主演の3人は齊藤飛鳥さんの顔と名前がかろうじて一致する程度、しかしその3人がかなり良かった

丁度録画してあったドラマを一気観して予習

ドラマ版でも感じた映像のダイナミックさやテンポ(台詞、カット、音楽)が素晴らしい、劇場では音が更に凄い

多様性、好奇心、情熱が存分に詰め込まれそのまま世界観になった作品。大人になると何かに引っ張られ、体裁を気にして、柵に囚われ、無駄なくそつなく、、、だから触発されることもしばしば

学校は社会の縮図ではない、確かにそうだこの作品においては

自由と責任を学べば立派に社会生活を送れるだろう、ただ制限を乗り越える根底となる知恵とパワーを身に付けなければ一つのものを目指す幾多の才能に埋もれてしまう、社会では

作品全面にそういうメッセージが込められているかは分からないが彼女達を見ているとそう感じてしまう

主演3人の演技がとにかく素晴らしい、アイドルだとなめてかかってはいけない、という自戒

華やかさと根底から滲み出る情熱と人間味、何より世界観に馴染む適応力、この先色々な作品に出会って欲しいと思わせてくれるし観てみたい

英監督の作風も好き、同時にアイドルのイメージをぶち壊すのと魅力をより引き立てる、はじめての○○もあって笑わせてくれる

脇を支える(公式がシンゴジラ並みという)100余名?のキャスト、この作品の充実感になっているのは間違いない

浜辺美波さんはそんなに登場がある訳ではないけど展開を動かす重要な役、自然を操る感じもかっこいい

若手実力女優桜田ひよりちゃんを贅沢に使ったり、映画「ふりふら」の福本莉子ちゃん、赤楚衛二君。熱苦しい程の情熱男、板垣瑞生君、他贅沢過ぎる

ドラマで出てきた野球部(内野部、外野部)のエピソード好きだったけど出てこなかったな、、笑
トモ

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