ちこたん

辰巳のちこたんのレビュー・感想・評価

辰巳(2023年製作の映画)
4.6
血生臭くてジェットコースターに乗ってるような感覚になる。
そうそうたる男たちの迫力を前に葵の存在感が凄まじい。
手のつけようのないクソ生意気なのに非力だったり震えてたりやっぱり19歳の少女なんだなってところも見える。
竜二の狂気を演じた倉本さんも兄貴の佐藤さんも凄く良かった。
立場が逆転したようなあのシーン、本当にハラハラした。
辰巳と葵が変に恋愛関係にならなくて本当に良かったと思う。
ヤクザの世界は表沙汰にならないああいうことがあるもんなんだなぁ〜
偉そうな発言かもだけど、小路監督のような映画を作れる監督がいる日本映画界は捨てたもんじゃない。(かもじゃなくて偉そうだすみません)
自分の誕生日に観るにふさわしい私好みの作品だった。

5.23㈭下北沢K2にて2回目。
勢いがあるから1度でわからなかった部分もわかってきたし、パンフレットも購入して熟読。
1回目と同じかそれ以上の余韻があった。