RuiAuden

辰巳のRuiAudenのレビュー・感想・評価

辰巳(2023年製作の映画)
3.5
無国籍or韓流ノワール風な空気感のなかで「役者の奇跡的な顔」をいくつも捉えた稀有な作品で、死に体の邦画界にカチコんでいる。近年の日本映画などでは滅多にお目にかかれないであろう瞬間やその画力(えぢから)が爆発しており、「腰振り過ぎた(やりまくった)奴は殺しもやり過ぎて止められなくなるらしい」等の印象的な台詞も多い(本作はもちろんインデペンデント作品)。こういう作品が我が国でももっと増えれば(撮れれば)、映画界はもっと活気付くはず。が、残念ながらその見込みは少なそうだ。
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