エリオット

辰巳のエリオットのレビュー・感想・評価

辰巳(2023年製作の映画)
4.4
「ケンとカズ」の小路紘史監督の8年越しの新作だが前作に以上に気合の入っていてとても怖(こわ)面白かった

ジャパニーズ・ノワールと言われているが、韓国、香港のほかハリウッド製アクション映画のテイストもあり、多国籍かつ小路監督固有ノワールといった趣き

全編、顔、顔、顔、遠景、また顔といった繋ぎで、俳優たちの表情の第一印象がとても大切なところ、あまり知られていない俳優を起用するのは理に適っているし、たまに挟まれる遠景のロケ地も、寂寞というか荒涼というかそういう感じが漂う場所が厳選されていて、伊達に前作から8年も経っているわけではない

前作に続き、遠藤雄弥と森田想というスターの誕生に立ち会うべく、たくさんの観客が劇場に足を運ぶことを願う
エリオット

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