「日本統一」なんか、くそっ喰らえ！これぞジャパニーズ・ノワール作品。おっさん全員、終始、顔がテカってたよね。もうその時点で、野郎は必見だけど、キラキラ女子はアウトオブ眼中。その作風最高。
同監督の前作同様、人を殺めるまでの大変さ・必死さを表現させたら一級品。
ジョン・ウィックみたいな華麗なる殺陣はそれはそれで楽しめるが、ノワール作品は、殺る本人がいかに必死に殺しにかかるか、殺される側はいかに苦しむかに作品の出来が掛かっている。本作品はそれを充分に満たしている。
次作もクラファンで自主制作を行うのだろうか？個人的には商業ベースの配給会社で資金を得つつ、奇跡的に監督の方針に従うプロデューサーを見つけて、大型ノワール作品を手掛けて欲しい。今回の出演者の兄貴、兄弟等、素敵な強面俳優を揃えられる現状ならば尚のこと、陽の目を見るために、興行収入に対する欲を出して欲しい。
