英語がさっぱりなので、映像だけを写真集のように観た
原作であるらしい写真集の方が、怪談的な恐怖を孕んだ背景があるものが多いようだが、映像化しづらいのか動きを重視しているように思う
個々のエピソードが数珠つなぎ合わされた映像が、フラッシュバックするように展開していくが、そこに映る人々の匿名性のある顔(英語わからないから尚更)不気味に見える
ここで扱われる恐怖の土着性とは、ひとつの明確な事故や出来事をコアにしているわけではない
むしろ、"通常の都市では考えられない、尋常でない確率の高さ"で起きる"奇妙な事件"という、"なぜか"ということや、不可解さを礎とした虚像がウィスコンティンを死の街へ変えてきたのだろう
それにしても写真集が元ネタだけにカッコいいカットが結構多い
それは虚構性を強調するはずなのだけれど、いくら映像が虚構であろうと、そのストーリー自体に真実味があるだけで、まるでその映像自体も"本物"であるかのように感じられるのは面白い発見だった
https://news.mynavi.jp/article/20200728-1180825/