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未来につながる子らのChinaHiranumaのレビュー・感想・評価

未来につながる子ら(1962年製作の映画)
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こーんなすべーてに陽が降り注ぐユートピア、『ともしび』と対をなすような映画、奇しくも校長が徳衛ライク。冒頭卒業式で先生→お母さん→生徒とそれぞれの視点からの歌の合唱の流れでサッと全体のテーマを表す気持ちよさ。人の密度距離の近さ画面いっぱい。偉い人はどんな人かな?の質問に大統領総理大臣などの声が飛び交うなかプロレスラー!と答えた男子出てこい。みんなが同じ方向を目指しまとまる平和な世界に大阪からの異分子隆一くんとその叔父、他に出会い衝突し交じることで生徒、教員、親みんなが成長していく。最後中学へあがり少しだけ大人になった卒業生が来年になれば今の六年生がやってきてコーラスサークル作れるんだ!と話しておりああ未来に繋がってる…タイトル・クレジットが黒板にチョークという丁寧さも信頼。思想はともかく、このくらい普通に歌と踊りのある日常だったらもう少し生きやすいのにな。
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