ボギーパパ

白頭山大噴火のボギーパパのレビュー・感想・評価

白頭山大噴火(2019年製作の映画)
3.5
劇場2021-56 TC上大岡
韓国作品6本目🇰🇷

白頭山は中国-北朝鮮国境付近にある標高2700mを越える火山。古くから朝鮮民族の信仰の対象でもあり神聖化されただけでなく、金日成率いる抗日パルチザンの拠点とされており、朝鮮民族にとってとても大切なお山と聞く。そのお山を爆発させるディザスタームービーであるならばと鑑賞。

しかもキャストがあのイ・ビョンホン、ハ・ジョンウ、そして我らがマ・ドンソクとあれば最早必須課題映画であろう。

で、本作。
危機回避への作戦設定がこういったディザスター映画の肝。
最終的な作戦は『アルマゲドン』なのだが、そこに至るまでは、事象発生後の
①さえない学者の対策発案→唯一の解決策
②実行へ至るまでの政治的対立
③実行部隊のバディものっぽさ
④作戦の成功を阻むモノの出現
⑤そこからミッションゴンプリート!そしてラストのドラマ!
っとまさにディザスタームービー王道中の王道を行く作品。過程ごとに魅力的な配役で物語を固めているため安心して鑑賞できた。

そして、かの国はやはり米国に管理されており作戦指揮権を握られている点や、北と南の問題、核を含めた米中含む国際問題や、かの国の支持率重視の内政問題も物語を構築するための枠組みもしっかりしている。こういった点は『シンゴジラ』にみられるように重要なポイントかもしれない。

しかし期待がデカすぎたせいか、満足度としては平均点かと、、、
マ・ドンソクの気弱な?学者、もったいないけど愛らしかったし、『スタートアップ』のぺ・スジちゃん、とても可愛らしく素敵でした。
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