見た感じの《お疲れヴァンダム》 路線で【ザ・バウンサー】に続いて登場した作品はまさかの(そうでもない?)ヴァンダム脇役案件である。
今回も《NOヴァンダミングアクション》
しかも今回は とあるサプライズ設定までプラスだ!(一応伏せたけどFilmarksバーッと見ればバレるんですけどねw)
そもそも主人公は子供の兄弟。
ジャケットで隣に居るのはギャングのボス。
要はギャングの泥沼から抜け出そうとする兄弟とソレを助けようとする男、そして追うギャング…というハードな人生リセットムービー。
正直言って既視感はある。
ただ、ギャング絡みの演出にはドキュメンタリー感があり中々のモノ。
(監督がドキュメンタリー出身らしい)
90分で丁度良い感じのサイズ感。
この手のジャンルとしては観やすく出来ている。
何よりヴァンダムのお疲れ感が今回はPTSDを患ってる元兵士という設定で、今回も『結構良い感じな演技してますのよ』!
とはいえ"脇役"なので出番は少なめ。
(脇役にしちゃ多めだがww)
あくまでも兄弟とギャングの話。
ギャングのボスにもエピソードを与えているので、ただただ一方的な描き方をしていないのも この映画の場合は効果的。
もちろんガンガン悪い方向に動き出す王道なバカ丸出しクソ野郎やら想像出来るストーリー展開やら典型的な感じで意外なオチとかは無い。
人にとってはクライマックスのヴァンダムが意外かもしれないw
だからといってクソ映画とかでは無い。
良くまとめていると思う。
意外なヴァンダムが良い味付けをして90分観れちゃう映画。
わりとユルめにホメたが、ダメな所もある。
アクションシーンの撮り方はよろしくない。
カーアクションも時々荒いがとにかくクライマックス、特に某銃撃戦のシーンはあまりにも位置関係が分からな過ぎる。
ノイズになるレベルで後を引く。
コレはまだまだである。
(もし何作もアクション映画撮ってたなら「不合格!」と言い切る所だ)
意外なヴァンダムを見てみたいならアリです。
ヴァンダミングアクションが見たいならナシです。
個人的には嫌いじゃない!
《お疲れヴァンダム》が良かったのでスコアは甘めでw