Bobsan

ホーンテッド・ハウスのBobsanのレビュー・感想・評価

ホーンテッド・ハウス(1991年製作の映画)
5.0
アメリカで起こった実話をTV映画化した作品です。怖かった。僕はこの作品がえらく気に入ったので、VHSをダビングしたものを今でも後生大事に持っています。円盤化を強く希望します。
ジャンプスケアなどの派手な演出はありません。日常生活に密接した異変が淡々と起こります。
配管を修理中のお父さんが傍に置いたトンカチがなくなってあれ?と思うとシンクの引き出しの中にある。壁のしみがいくらペンキを重ね塗りしても消えない。地下室で洗濯中のお母さんが離れに住むおばあちゃんに呼ばれたので行くとおばあちゃんはどこにもおらず、離れで寝ていて呼んでもいないという。
このような些細な異変が徐々にエスカレートしていきます。
特に恐ろしかったのが、お父さんが階段下でうたた寝していると、階段を怪しげな女が降りて来てお父さんを誘惑し、お父さんを押し倒して上に跨り激しく腰を振りはじめたかと思うとその女がパッパッと巨漢の醜女に変わる件です。
それから、家の中に度々現れていた宙に浮かぶ黒い塊が、外に逃げていた家族の前に現れた時、誰もいない筈の家の中で猛烈な叫び声が上がっているのを近所の住人達が慄き見る件もとても怖かった。
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