名ゼリフ「君の瞳に乾杯。」で有名な本作。
ハンフリー・ボガードが色々スマートかつダンディでかっこよかったです。
Q.「夕べはどこに？」
A.「そんな昔のことは覚えてないね。」
Q.「今夜会える？」
A.「そんな先のことはわからない。」
と、女性の声かけを華麗にかわすセリフまわしなどはお洒落で見事でした。
第二次世界大戦中のナチスドイツの侵略から逃れてアメリカに亡命をするため、中継地として多くの人々が集まってきていたフランス領モロッコの都市カサブランカ。
ヨーロッパの激しい動乱（パリを制圧されたフランス人のナチスドイツへのレジスタンス活動やスペイン内戦など）の中で、恋人たちの運命も翻弄されていく。
戦時下での、自分の生命や信念、愛や友情など、ただのラブロマンスじゃなくて戦争の悲劇も伝わる社会派なラブストーリーで、さすがの名作でした。
