このレビューはネタバレを含みます
イルザ(イングリット・バーグマン)がとっても美人で素敵な演技。だけれど、この映画は、男達を観る為のものでしょう。
前半は少し退屈気味。リック(ハンフリー・ボガード)のキャラも冷静で少し退屈な奴に仕立てられると思う。ただ、イルザへの複雑な想いが描かれる中盤以降は引き込まれる。スタッフとの信頼関係や垣間見れる優しさ。友情。演技だけでなく、セリフや字幕も素晴らしい。
「昨晩は何処へ行ってたの?」
「そんな昔のことは覚えていない」
「今晩は会えるの?」
「そんな先のことは分からない」
格好良いなぁ。
80年も長きに亘って観られる映画というのも納得。