Larx0517

アンストッパブルのLarx0517のレビュー・感想・評価

アンストッパブル(2019年製作の映画)
3.3
母性という名の狂気。

「子供を失うとどうなるか分かる?
消えてしまった自分の一部を思って
死ぬまで悲しみを引きずるの」

執着、そして止められない暴走。

「私を止めたいなら殺して」

カトリーヌ・フロ主演、フランス映画“L'empreinte de l'ange “「天使の刻印」(2008)の英語化リメイク。

カナダ人女性作家ナンシー・ヒューストン著”The Mark of the Angel”原作(1998年、最初はフランス映画と同題のフランス語で出版)

今作、映画原題”Angel of Mine”「私の天使」。
オーストラリア人女性キム・ファラント監督作品。
「スウェーデン系で英国系?」
スウェーデン人ノオミ・ラパス、イギリス人ルーク・エヴァンズ以外は、クレア役イヴォンヌ・ストラホフスキーはじめ、ほぼオーストラリア出身の俳優陣。
ちなみに撮影地は、オーストラリア、メルボルン。

なんといっても、ノオミ・ラパスの演技がすさまじい。
7人姉妹を演じ分けた、映画『セブン・シスターズ』もすごかったが。
その静かな、しかし白熱した熱量に惹きつけられる。

ラスト、母性に限らず、あらゆる強い愛情は狂気と紙一重なのだと知らされる。
Larx0517

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