MarikoMurakami

この世界に残されてのMarikoMurakamiのレビュー・感想・評価

この世界に残されて(2019年製作の映画)
4.0
少女役の子が(つっても、思春期16歳ぐらいの女の子)が普通に可愛い
し、冴えない寂しげなおじさんと一緒にいて、男女の感情が芽生えるのか?ってのが、ロリータ方面に転んだら嫌だなっとハラハラしたけれど、そうはならず、父は父性愛を貫いてくれて、ホ。

けど、最後の涙はどうゆう意味だったのか....?観賞後すぐには理解できなかった。
だけど最後のセリフが、今思うと全てを物語っていたのか、と考え至ると、腑に落ちる。
よくぞ耐えたな、アルド!
けど、それが彼の愛なんだね。クララの健全な幸せを望んでいたんだ。
常に恐怖と隣り合わせで緊張感で張り詰めた極限状態での日々は、理性を保つことの方が遥かに厳しく、キツい日々だと思う...
アルド!涙

鑑賞中は寂しげな少女が魅力的でそこにばかり目を奪われていたけど、アルドの愛を理解すると、アルドもまた愛おしい。
彼も幸せになって欲しい、と切に願ってしまう。
MarikoMurakami

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