Poniha

この世界に残されてのPonihaのレビュー・感想・評価

この世界に残されて(2019年製作の映画)
4.0
昔、私の兄がハンガリーに駐在してたことがあって、よくハンガリーの話をしてくれます。地勢上いろいろな国から常に侵攻され他民族に支配されてきたハンガリー国民。兄が言うには、そんな国民だけにめちゃくちゃ愛国心が強くて、国に対して誇りをもってるらしい。そんな苦難の歴史が今作でも垣間見れます😢

ナチスによるホロコーストでお互い家族を失った42歳の医師アルドと16歳の高校生クララ。
クララはアルドに父性を感じ、アルドはクララに娘のような愛情を持つ。そして心の隙間を埋めるように2人は寄り添う。。

この2人の関係性がすごく良かったです。私の座右の銘に「体と体の関係より心と心の関係」がありますが笑、お互い超えそうで超えない一線、だけどお互いを見つめる視線は愛し合う二人のものという関係がドキドキします💓

クララが学校のダンスパーティーに行く時、アルドが本当の父親みたいにしつこくいろいろ聞く様子が微笑ましかった😆
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