BIFFレポート⑥[SNSの斬り方浅すぎ＆ダサすぎるメッセージに終始]　30点

インフルエンサー、ライター志望、そしてフェミニストのチェリストという若い三人の女性の人生が絶妙に交錯しつつ現代性に目配せしつつありきたりなメッセージに無難にまとめる量産型コメディ。フェミ＝脇毛生やしてるみたいなクソ理論にインフルエンサーの女が感化され、自分も脇毛生やして"女性解放！"とか叫んだらフォロワー減ってインフルエンサーの座から陥落しましたとかサムすぎて観てらんないし、ライター志望の女が"フォロワー稼いでこないと雇ってやんない"と言われてのし上がっていく様も偶然ありきで泣けてくる。極めつけはラスト、三人で屋上にソファを持ち上げて、"SNSのフォロワー多いより近くにいる実際の人間が良い"というSNS初心者みたいなことで映画を片付ける感じにも大いにイライラする。監督もトークセッションで"初監督なんで…"と何度も言っていたが、前日にラジュ・リを観てしまった私からすると初監督だから無難な作品なのは許してって言ってるように聞こえ、言い訳すんなって思った。勿論観客投票は皆さんと同じく1点に入れといた。

この時間帯に『It Must Be Heaven』とか『I Was Home, But...』とかやってくれてたら良かったのにね。平日の昼だし、しょうがないね。

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