ある日突然、友人がISISに加わったと知り、ショックを隠せないテキサス在住の米国人イスラム教徒たち。
彼らがその友人と共に過ごした日々を振り返り、彼が過激派に走った理由を考えるインタビュー形式の映画。
内容がかなり衝撃すぎて、平和ボケ日本人には置き換えて想像するのがなかなか難しいわけですが、文化的、宗教的背景などはかなり勉強にはなる。
この、ISISに入隊したたった一人のマークと呼ばれた青年の追いかけたドキュメンタリーなのに、あるのは過去の写真のみで、過激な映像があるわけではない。
ただひたすら友人達の思い出話だけで構成されている。
興味深いのはマークは、黒人で、元々ムスリムではなくてキリスト教の典型的なアメリカ人だったという。
しかし、彼はイスラム教徒である友人達と多くの時間を過ごすうちにムスリムへと改教し、その後、マークは段々と不可解な言動をしていき、やがて過激派組織へ入る。
あたりまえの日常から、突然常軌を逸した言動へと変化したマークの変化は何が原因だったか?
マークはFBIのスパイだった説は本当なのか?
そもそもマークは生きてるのか死んでるのか?
謎大きなマーク、Netflix映画特有の美しい映像に乗せたたった21分、なかなか興味深いドキュメンタリーだった。