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ディープロジックのねるねるねるねのレビュー・感想・評価

ディープロジック(2020年製作の映画)
1.5
まず、演者の半数以上、いや大多数の演技が仰々しい。演技というものは作品や作風、ジャンルなどあらゆる場において別々のものを要求されるものであると個人的に思うが、彼らが作中で振る舞う仰々しさは本作の作風には合わない。特に首相役の人はしゃべるたびに山本高広の江口洋介のモノマネを彷彿とさせるくらい首を動かすため、かなり目につく。
作品そのものは、大作のように見せようとしたが全部空回りしたというイメージ。それに前述した演者たちの演技も相まり、観てるこちらが恥ずかしくなる。唯一褒められるとすれば、カメ夫妻のキャラ立ちは良かったことであろう。邦画には邦画しかできないことがあるはずなので、制作側はそれを吟味したうえで作品制作に挑んでもらいたい。