りょう

461個のおべんとうのりょうのレビュー・感想・評価

461個のおべんとう(2020年製作の映画)
3.7
ジャニーズの大ベテランと今をときめくキラキラのエースが親子役で出演というこの映画。最近娘のジャニーズ熱が我が家を席巻しております。特になにわ男子の誰かが出る番組は漏れなく録画され、ハードディスクを圧迫しております。

でもですね、みっちーは間違いなくかわいいです。男親の自分から見てもこんな息子産まれたらジャニーズ入れます。特にメガネかけて少し野暮ったい感じが逆にかわいいという。

冒頭、両親が離婚する流れだけど、イマイチ理由が明確に示されてないので、モヤっとしました。たしかにいのっちはアーティストで、ある程度自由に楽しんでやることが仕事だしな。奥さん、それ込みで結婚したんちゃうんかいってなった。

それと、やっぱ中学生にどっちに着いていきたいか決めさせるの酷だよな。経験ないから分からないけど、どう考えても母親に着いて行った方がいい気がする。

同じクラスのひろみも良かったな。高校三年生でかなり出来た子だった。虹輝が好きだから、気持ち的に辛くて息抜きが必要なこタイミング分かってる。
最後Ten4theSunsのライブの時の迫り方すごかった。あんな結婚決めたい女子みたいな迫り方する高校生いる?笑
私をお父さんに会わせたくないの?!っていう笑

あと、虹輝がひろみに謝って、パーっと息抜きしようって言った後の虹輝のはしゃぎっぷりがかわいかった笑

料理を作っているシーンっていいね。自分は全く作れないけど、手際良く丁寧に料理するシーンっていくらでも見ていられる。

離婚した後、父親としてやってきたことは今まで通り楽しんで音楽をやって稼ぎ、お弁当を461個欠かさず作ったこと。どこかに連れて行ったりしていないし(拒否されたし)、進路の相談に乗ったわけでもない。でも息子は自分の境遇に悩み、考え、もがき、支えてくれる仲間を見つけて、成長していった。お弁当がその仲間を見つけるきっかけになったし、お弁当の卵焼きに父親の愛(そして母親の愛も)を感じとったんだろうか。

何かの作品のレビューにも書いた気がするけど、一人でいても手を合わせていただきますする人に悪い人はいない説、やっぱりありますよね。
りょう

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