高橋早苗

雪の女王の高橋早苗のレビュー・感想・評価

雪の女王(1957年製作の映画)
4.2
『あるのは平安と寒さだけ』
という氷の世界に住む 雪の女王は
怒りから 少年カイに呪いをかけて
連れ去る



カイと仲良しのゲルダは
ひとり カイを探す旅に出る


ゲルダは
目にするもの
聞くもの
出逢うものすべてが
カイへつながっていると
信じて疑わない

何一つ我慢もしない
笑い
泣き
親切には喜び
うまくいかないことは お願いする

皆の力を借りて
そしてウザいくらいに(笑)
カイを追いかけてる


自分を乗せて走るトナカイが倒れれば
雪道において
歩き出すほどですからねw



氷の城は 死の世界

辿り着いたゲルダは
自分を忘れたカイの姿に 涙する

その涙の熱さが
カイに刺さった氷のかけらを 溶かす



熱くていいわけ。
熱さは必要。

涙も、笑いも、喜びも
熱があるから
活きる(生きる)わけで。


時々に感じるものを
感じたままに表現するゲルダは
「愛らしさ」の象徴にみえる

人間
愛される部分は、ある種
「ウザい」部分なのかもね^_^



☆ゲルダを捕えた山賊の娘が
彼女の優しさと、もの(動物たち)を所有するむなしさに気づき泣き出すシーンが好き。
高橋早苗

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