このレビューはネタバレを含みます
待ちに待った西川美和の新作は、エンタメ色一切ないまるでドキュメンタリーのような激渋の骨太社会派ムービー
なんと言っても役所広司
自業自得だと呆れたり、応援したくなったり、ヒヤヒヤしたり
妙に憎めないキャラな彼がもがいてる姿を観て、世知辛い世だなーとゲンナリ
『素晴らしき世界』って思いっ切り皮肉なタイトルだなー、と思いながらラストを迎え、いやいや世界は素晴らしいなと思えるなんて…
いやー、西川さん!もうさすがです。
これで心を揺さぶられない人いないでしょ!
ほぼ満点ですが、ツノダくんが何故に三上を応援したかの心情を描いて欲しかったのと、スーパーの店長他4、5人も良い人集まることなんてないのでは?と荒んだ見方があり、この点数です(いや実は周りに良い人いることを見落としているだけかも…)
なんとなく今宵はカップラーメン食いたい気分