すばらしき世界の中のネタバレレビュー・内容・結末

圧巻でした、引きずってしまう。
いまでも整理がつかない。
西川美和の無双状態で、三上という男の人生が描かれていきます。(そして役所広司がとにかく凄い)(ところどころ笑えるポイントあったり構成が秀逸、そこに子供のカット入れるかとか、そうやって三上の過去を語らせるのか…とか。まじで西川美和ｽｹﾞｴ…となる)
映画を観てこんなに衝撃くらったのは久しぶりすぎていまもまだ頭がぼやっとしている。
普通でいる幸せを語った直後におきた就職先のできごとが苦しすぎた。大切な人たちの顔を汚すまいと普通になろうと、むき出す牙を押し殺す三上が感じた、この世界の窮屈さ。それは三上だけじゃなくて、ほんとに誰しも感じること、これでいいんだ、そうやって自分をひた隠しにして、目を背けて、同調する。…これが普通？…それでいいんだろうか。思い出すだけでも胸糞が悪い、あのときの三上の表情が忘れられない。いまにも壊れてしまいそうな、
コスモスが自転車のカゴに入ってたことだけが、救いを感じました。
そしてそのコスモスは三上の手の中で悲しげに眠る。空バック、タイトル
「すばらしき世界」

感情崩壊

これは、DVD買います。