原作名は「身分帳」。映画題は「素晴らしき世界」
どちらも素敵だけど、映画題は秀逸だと思う。
少子高齢化が叫ばれる昨今、おじさんやおばさんにスポットライトが当たることは珍しい。社会を変えようと思うのならば仕組みを変えるか子供の教育にフォーカスを当てるかが主流だから。 高齢者でもなく、若者でもない、社会に取り残された人が主役。
本作はざっくりいうと児童養護施設育ちのアラフィフ元ヤクザが周囲の素晴らしき支えを得て少しずつカタギの世界に居場所を作っていくという話。
役所広司の名演によりさらに観ごたえのある一本となっていました!