「復讐するは我にあり」と同じ佐木隆三原作と知って興味が湧いた作品。
全体的にもっと重いトーンだと思っていたけど、思いの外笑えるようなシーンもあって、だからこそ最後の結末がずしんときた。
役所さんが凄いのは言うまでもないんだけど、介護施設の知的障害のある職員を演じた田村健太郎さんが素晴らしい。
毎回役を演じているとは思えないほど、すっとそこに存在していて。
実話を基にしているのでドキュメンタリー作品のようでもある。
「すばらしき世界」って何なんだろう。
観終わった後に静かに考えてしまう。
「シャバは我慢の連続」
苦しい時にこの映画を観たらきっとぐっと踏み止まる力をくれるような気がする。