話題の邦画『すばらしき世界』
これは、、非常に『残る』映画だ。ただただ、ただただ役所広司さんに圧倒された。
なんなんだろう、この人。『孤狼の血』でも最も印象に残った気がするが、忘れられない演技をする。僕が熊本出身なので、方言的に近い福岡弁の演技ということもあるが、『ミカミ・マサオ』という、人生の大半を刑務所で過ごし、戻った社会でもがく男、のことを憎ましくも愛おしく思える映画だった。
幼少時に生き別れた母を探すシーンで、隣の若者（仲野太賀）から『三上さん、お母さんに会ったら何話すんですか？』と問われた際の言葉とその表情が、忘れられない。。
