元殺人犯で刑期を終え出所した三上が、社会復帰すべく悪戦苦闘する話。
真っ直ぐ過ぎるくらい純粋で、それ故に曲がった事を許せずにいて、社会に溶け込めずにいる様子を色々な角度で描いた社会派映画。
ただ、撮り方があっさりめなので内容のわりに見やすくて、さらりと頭に染み込んでくるような感覚がありました。
それがこの映画の良いところでもあり物足りなさを感じた点でもあって、個人的にはシナリオ重視か雰囲気重視に振り切っていたら更に好きになれたような気もします。
テーマは重めなので、疲れた平日の夜に1人で見るよりは、元気な休日の日中に見た方が楽しめそうです。
