三上の出所から始まった。優しく真っ直ぐな男だが、カッとなりやすくすぐ手が出る。刑務所でも沢山の暴力でかなりの問題もち。でも彼を少しでも支えようとする人がいた。六角せいじ扮するスーパーの親父。万引きの疑いをかけて、間違いと分かり同じ福岡としり、つながりが生まれた。仲野太賀はジャーナリストで三上を取材するが、三上の獣じみた暴力性を見て一度は見放し、逃げ出した。カッとするな、何とか周りとうまくやってくれ、暴力ふるうな、我慢しろと願いながら観続けた。不器用だけど、変わろうとする三上を応援しながら観続けた。涙が溢れた。人は変われると思いながら三上の幸せを願った。ラストは悲しかったが人との向き合い方を振り返させてもらった。素晴らしい映画だった。
