すばらしき世界のサのネタバレレビュー・内容・結末

とにかく役所広司が凄かった。最近、役所広司がデビュー前千代田区役所職員だったということを知りました。少々演出のくどさが目立った部分もあったように思う。歩道橋のサラリーマン、就職した三上がスーツ姿で同じ場所を通過するシーンなどは、映画であることを思い出させるようで、入り込みづらかった。角田が視聴者の感情を先導しすぎている部分があると思う。もう少しこちら側に考察の猶予のようなものを与えて欲しいと思った。長澤まさみの無駄遣い。しかし、全体を通して世の中の理不尽さや、三上の真っ直ぐで生きづらい性格には心動かされるものがあった。タイトルが全てをまとめてくれている。