《ささやかな幸せを祈っている。》
『PERFECT DAYS 』のレビューで『何年後かに観たら面白く感じるかも』みたいなことを書いたんですが、
何年もたたずに、日を追う毎にあの作品がじんわりと自分の中に染み渡ってきています。不思議な感覚です。
そんなこんなで役所広司絡みで気になっていた本作を観てみました。
ヤクザとして刑務所にぶちこまれていた三上。
出所して今度こそは堅気で真面目に生きようとするも、瞬間湯沸かし器のような性格の男がどう社会と向き合うかを描いた本作。
いや、何か想像より凄くよかった。
社会と真正面から向き合う。
その為には何を捨てて、何を得なきゃいけないのかを丁寧に描いています。
とにかくもう役者陣の上手すぎること。
役所広司を今更演技が上手いと言うのも野暮ですが、それでもやっぱり上手すぎる。
仲野太賀も良かったですが、
個人的には六角精児が素晴らしかった。
ちょっと泣かされましたね。
後!!
観た理由の一つでもある我らが長澤まさみ!!
出番は少ないんですが…ですが!
あのノースリーブ焼肉はエロすぎる。
あれだけで本作を見る十分な理由になります(はい!?)
タイトルの出し方も見事でしたね。