良い映画でしたね。
重い題材や前科者への偏見や差別も扱われつつも一面的には描かないようにしながら、それでいて分かりやすいキャッチーさもあり誰でも見やすいバランスになっているのがすごいですね。
役所広司の存在感だから成り立つかもしれません。
親兄弟とかではない他人との、つまり社会との繋がりが空を広くするという当たり前過ぎて忘れられがちな事が観た人に伝われば良いなと思いましたね。
善意だけじゃないので美しくないけどね、社会は、世界は、それでもすばらしいです。
ただ唯一最後の展開が、そうではなくその先を見せてくれよと個人的には思いました。
