よくわからずトイレ清掃の人の映画かと思ってみてしまったら、ぜんぜん違うし、めちゃくちゃ良かった。
怒りっぽい人きらい。
すぐキレる人きらい。
暴力ふるう人きらい。
でもなぜかこの手の人のまわりには人が集まる。
根はいい人なんだよねっていうのは、この手の人の醜悪な特徴でもあると思っているが、この映画に登場するのはまさにそこに翻弄される人々。
ヤクザ映画といえば「仁義なき戦い」を真っ先にあげる人も多いだろうが、普通の社会で生きることこそ「仁義なき戦い」のような気がしてくる。
普通の社会よりもそっちの世界のほうが居心地が良さそう、という不気味だけどリアルな世界観。
あと、仲野太賀がまたやってくれたな!
主役を喰う脇役ばかりやりやがって、このう!