ミサホ

ホリデイ・イン・ザ・ワイルドのミサホのレビュー・感想・評価

4.2
象が好きです。
子ゾウはもっと好きです。
昔、こんな感じのCMあったよね。

NETFLIXでたまたま見つけた本作。
めちゃくちゃ良かった。

親の子離れ。
これが本作のテーマとみた。

元獣医のケイト(クリスティン・デイビス)のひとり息子ルークは、大学生になり、いよいよ独り立ちする。記念に3人の家族写真を撮った。

それなのに…ケイトは夫から離婚を切り出される。上手くいっていたと思っていたのに。

夫と行くはずだったアフリカ(ザンビア🇿🇲だったはず)に、ケイトはひとりで降り立った。その雄大な自然は、夫の仕打ちで受けた傷を、息子が巣立った寂しさを癒してくれるだろうか。

アフリカの美しさは桁違いだ。

映像や写真でしか見たことないけど、澄んだ空、昇る太陽、沈む夕日。どこからでもその全体像を見られる。遮るものがない。映像でもその美しさに惚れ惚れする。

ケイトはアフリカで、デレク(ロブ・ロウ)と出会う。彼はゾウを保護する活動をしていて、保護区内に住んでる。

そこには、テント式の部屋がずらりと並んでいて、それらの入口は電飾やランタンなんかで飾られている。ええ感じ。

そして何より、そこで保護されている子ゾウ達!めちゃくちゃ可愛い🧡ゾウってなんであんなに癒されるんだろう。のっそのっそと歩くからかな。

親を亡くした子ゾウは放っておいたら長く生きられないのだそう。

保護区のスタッフの献身的な世話もあって、元気になった子ゾウ達は、キャッキャと走り回るし、甘えん坊だ。近寄って撫でてあげると、お返しと言わんばかりに鼻を背に回してくる。あぁ可愛い。

ケイトはすぐに帰るはずだった予定を延ばしに延ばした。元獣医の経歴を生かしつつ、子ゾウの成長を見守る。

ある程度、成長した子象は、群れに放ち、少しずつ“慣らし”ながら、野生に戻していく必要がある。

悲しい出来事は起こらないので、安心して観られた。それでも、ケイトと子ゾウの別れのシーンはうるると来た。

この経験によって、ケイトは自分の息子にも寛容になれたし、彼の考えを尊重する術も身に付けた。立派に子離れできたと言えそうだ。

おもしろかった。

ロブ・ロウは、ずいぶん渋いおっちゃんになっていて、時々ブラピにみえました。クリスティンは、SATC以来でした。
ミサホ

ミサホ